全仏オープン2017も残すところ、準々決勝、準決勝、決勝となりました。
6月11日(日曜日)に優勝トロフィーを掲げるのはいったいどの選手なのか?
現在、ナダル、ジョコビッチ、マレー、チリッチ、錦織圭、ドミニク、ワウリンカ、パブロの8名が勝ち進んでおり、6月7日より準決勝が行われます。
選手名を見るとパブロ選手以外が常連ですね。なかでもナダルはかなり良い内容の試合をしてきておりますので、優勝候補の1人なのではないでしょうか。
そして、錦織選手。ここまで好調とは言えませんが、勝ち進みベスト8まで入ってきております。準々決勝ではアンディー・マレーと対戦ときているので、ここ勝てば大きいです。
準々決勝は6月7日、準決勝は9日、決勝は11日。
かつて全仏オープンで優勝したマイケル・チャンコーチが見守る中、錦織選手は優勝できるのか?
ブックメーカー「bet365」で発表されている準々決勝のオッズを見ながら説明してきます。
bet365 全仏オープンテニス2017 オッズ
ドミニクvs ジョコビッチ | 2.75 | 1.44 |
パブロ vs ナダル | 19.00 | 1.020 |
マレー vs 錦織圭 | 1.25 | 4.00 |
ワウリンカ vs チリッチ | 1.40 | 3.00 |
各対戦のポイントを説明していこうと思います。
ドミニクvs ジョコビッチ
現在、若手テニスプレーヤーの中でもドミニク・ティエムは有望選手でアレクサンダー・ズベレフと共にトップ選手に食いかかっています。
今まで5回、ジョコビッチと対戦していますが、ジョコビッチが全勝中。このあたりでまずは1勝欲しいところですが、2016年優勝したジョコビッチは2連覇を狙っています。
ジョコビッチも本調子ではないですが、コーチをアガシに変えてから順調に「絶対王者の感覚」を取り戻しているところ。ブックメーカーオッズは離れていないですがジョコビッチに期待がかかります。
パブロvs ナダル
クレー王者ここにあり。
ナダルはクレーを最も得意とするテニスプレーヤーで今年に入り22戦中1敗しかしていません。クレーコートで驚異的な成績を残している選手です。
全仏オープン前からエンジン全開のナダル。ここは問題なくナダルが勝利を勝ち取るのではないでしょうか。オッズも凄いことになってますし。
マレー vs 錦織圭
日本のエース錦織選手が現世界ナンバーワンのマレーと対戦ですので、見逃し厳禁です。過去対戦では10試合中、錦織選手は2勝しかしていませんが、今大会の錦織選手の動きをみると2014年の全米オープンを思い出させるプレーをしています。
とくに4回戦でのフェルナンド・ベルダスコ戦では疲れを見せながらも丁寧なボールさばき、勝ちへの執念を感じとる事ができる試合内容で空いてのベルダスコも「なぜ自分が負けたのか今は分からない」とコメントしています。
疲れを通り越した先の錦織選手は何かふっ切れた感がありプレーにも反映されます。この事がマレーとの試合の最中に出れば勝つ可能性もあると考えます。
ワウリンカ vs チリッチ
ワウリンカさすがの強さを見せています。2015年の全仏覇者ですので、今年も狙っているはず。ワウリンカの強みは強靭な体。あまりワウリンカの怪我のニュースを聞くことはありません。
スタミナもあるのでグランドスラム大会の3セット試合は有利な選手だと思います。対戦相手のチリッチは錦織選手と世代であり、ビッグ3に何度も挑んでいますがまだ超えられない様子。
ここで錦織、チリッチが勝てば世代交代も狙えるのですが、ワウリンカが強いのは事実。ただし、ワウリンカは気性が荒いのでチリッチはワウリンカの性格をせめるようなプレーをすれば勝てる見込みもあります。
まとめ
ベスト8が出揃いましたが、各試合毎に面白いポイントがあります。今年は得に若手が活躍している年なので、マレー、ジョコビッチ、ワウリンカ、ナダルから敗北者が出れば一気に上位クラスは崩れ落ちるのではないかと思います。
錦織選手に関しては、世界1位を倒すチャンスで評価を上げる絶好のタイミング。全仏オープンで優勝するのも大事ですが、マレーに勝つ事で自分への自信に繋がるのは間違いないでしょう。
テレビではなかなか難しいリアルタイム放送ですが、ブックメーカーなら全試合リアルタイム放送で流れています。